歯の着色をつきにくくするためにはどうしたらいいでしょうか?
方法などあれば教えてください。
シカカラ担当者
フリーランス歯科衛生士の我妻美夕紀さんにご回答いただきました!
歯の表面の傷をなくすことが大切です
着色のつきやすさには個人差がありますが、歯の表面に傷があると着色がつきやすくなります。
そのため、歯科医院で着色除去をするとき、粗い研磨剤を使用したところで終了してしまうと、傷だらけで帰すようなものなので、さらに着色がつきやすくなってしまいます。
歯科医院で行う着色除去
- ラバーカップ+粗い研磨剤で除去する場合、必ず、その下の粗さの研磨剤で二次研磨を行うこと
- できれば、ツヤ出し等の仕上げ磨きまで出来ると、歯の表面がツルツルになり、着色が付きにくくなる
- ポリッシングブラシは、基本的には咬合面にしか使用しないこと(歯面に傷が付くため)
- リナメル等の、ナノ粒子ハイドロキシアパタイトのペーストを用いることで、エナメル質の傷を修復してくれる働きがある
- エアフロー等を使用する場合は、粒子の細かいパウダーを用いるか、炭酸水素ナトリウム等のパウダーを用いた後は、ラバーカップで仕上げ磨きまで行う
セルフケアで気をつけてもらうこと
- 清掃剤(研磨剤)入りの歯磨剤または、アパガードリナメル等の、ナノ粒子ハイドロキシアパタイト入りのホームケアペーストを使用してもらう
- 上記の歯磨剤2種類を併用するのも有効(例:朝は清掃剤入り、夜はナノ粒子入りを使用するなど)
- ポリフェノールが入った飲食物を避ける
- イソジンの使用に注意する(日常的に使っていると着色がつきます)
どんなに気を付けていても、着色がついてしまう人もいますが、もし上記のことを今までやっていなかったのであれば、試してみる価値はあると思います。
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