歯科医師の方が新しい職場の面接に臨むにあたって悩むことの一つに、面接当日の身だしなみがあるのではないでしょうか。
歯科医院の就職・転職サポートをおこなっているシカカラDr求人では、面接を受ける先生から
「何を着て行けばいいの?」
「身支度を整える上でのポイントって何?」
「NGなことって何?」
など、聞かれることが多くあります。
そこで今回は、面接で理事長・院長や採用担当者に好印象を与える髪型や服装について、男女別に詳しく解説します。
まずはじめに、なぜ身だしなみが重要なのかお話していきます。
目次
面接で身だしなみが重要な理由
面接での身だしなみは選考に大きな影響を与えます。
仮に自分が面接官の立場だとして考えてみてください。
清潔感ある身だしなみの方と、だらしない格好の方が面接に来ました。
第一印象では、どちらの方を採用したいと思いますか?
好印象なのは、間違いなく清潔感のある方だとおもいます。
しっかりと服装に気を配り正しい格好をするだけで面接は間違いなく有利になります。
『面接では技術スキルや経験を伝えるのであって、見た目は関係ない』と考える方も多くいます。
しかし心理学で初頭効果というものがあり、人の第一印象がその後も継続していくと言われています。
選考が無事に進んでも、入社が決定したとしても、最初に与えた印象が影響していきます。
次は、男女別に分けて好印象を与える髪型や服装のポイントをアイテムごとに解説していきます。
面接で良い印象を与える髪型・服装(男性編)
男性の身だしなみについて解説していきます。
面接先によって指定される服装については様々なケースが考えられますが、まず間違いなく好印象を与えられる服装は「スーツ」です。
仮に服装は私服や自由で良いと伝えられている場合はオフィスカジュアルを指していることが多いです。
しかし迷った場合は、無難にスーツにしておきましょう。
相手に対してこちらの 真摯な態度、一緒に働きたいという想いが少しでも伝わるからです。
髪型
髪型の基本は「清潔感」です。そのため、清潔感が伝わる『黒髪』『短髪』がベストです。
逆に長髪やボサボサのヘアスタイルは清潔感が感じられずNGとなります。
また、おでこが出るようなヘアスタイルにすると、知的さや清潔感が伝わりやすく印象が良いでしょう。
ひげ
医療関係者は清潔感を求められることが多く、ひげを伸ばしたままだと不採用になることもありえます。
仮に、歯科医院の理事長や院長がひげを生やしていたとしても、面接の場では、ひげを剃っておいたほうが良いですね。
爪
爪は短く切っておきましょう。
爪が長かったり、爪に汚れが溜まっていると不潔な印象を与えてしまいます。
手のひらを返して、爪が隠れる程度がちょうどよいですね。
意外と爪や手など細かい部分まで見られていることもあるので、細部まで気を使っておいて損はないでしょう。
スーツ
スーツの色は、黒や紺、グレーなどの落ち着いた色を選びましょう。
迷った場合はシックな黒を選ぶのが無難だといえます。
柄については、多少のデザインであれば問題ありません。
しかし、主張の強いストライプなどは避けた方が良いでしょう。
サイズにも注意が必要です。
大きすぎたり小さすぎたりすると不恰好に見えるので、印象が良くありません。
自分の体型にピッタリと合ったスーツを選ぶようにしましょう。
着丈のあったスーツを着るだけで、印象が全く異なります。
スーツにしわが残らないようにアイロンをあてるなどして、注意を払いましょう。
また、面接時のマナーとして一番下のボタンは外しておくのがベストです。
ボタンを全て閉めてしまうと、座った際にしわができてしまいます。
ワイシャツ
いろいろな色のシャツがありますが、白色が基本となります。
特に問題なければ白色を選択しましょう。
その他の選択肢としては、薄い青色などの派手過ぎない淡色系でも構いません。
また、ワイシャツの袖は汚れが目立ちやすいので要注意です。
しっかりと丁寧に洗濯しておくようにしましょう。
これも当然ですが、しっかりアイロンをあててシワをのばしておきましょう。ワイシャツの袖はスーツから1センチ程はみ出るのが理想的です。
長くはみ出し過ぎているとだらしなく見えてしまうので注意しましょう。
ワイシャツ
ワイシャツの色は、白色が基本となります。
特に問題なければ白色を選択しましょう。
その他の色としては、薄い青色などの派手過ぎない淡色系でも構いません。
薄い青色などは清潔感をイメージさせることができます。
ボタンダウンのシャツはカジュアルシャツにあたります。そのため面接に着ていくには、ふさわしくありません。
ボタンダウン以外のワイシャツを選びましょう。
ワイシャツの袖汚れにも要注意です。袖の汚れは特に目立ちます。
しっかりと丁寧に洗濯しておくようにしましょう。
これも当然ですが、しっかりアイロンをあててシワをのばしておきましょう。
ワイシャツの袖はスーツから1センチ程はみ出るのが理想的です。
長くはみ出し過ぎているとだらしなく見えてしまうので注意しましょう。
インナー
シャツの下にはインナーを着用するようにしましょう。
肌が透けて見えるのは、不潔な印象を与えてしまうからです。
またインナーの色は白色が一般的となっています。
ネクタイ
唯一、おしゃれをして個性を主張できるポイントとなります。
高級なブランド物など派手過ぎるものはNGですが、明るい色であっても基本的には問題ありません。
色によって与える印象が異なります。
柄については無地もしくはストライプなど、シンプルなものをチョイスすると無難です。
ベルト
ベルトはなるべくシンプルなものを選ぶように心がけましょう。
大きなバックルがついているようなベルトはNGとなります。
カジュアル系の物ではなく、ビジネス用を選ぶようにしてください。
また、ベルトの色と靴の色ですが、同じ色で揃えるのがビジネスの場では一般的となっています。
面接の際は黒か焦げ茶で統一しておくといいでしょう。
靴
色は黒か焦げ茶がいいでしょう。
汚れが目立ってしまっても印象が良くありません。面接前日にはしっかりと磨いておくようにしましょう。
また靴底がすり減っていないかもチェックしておきましょう。
過度にすり減っている場合は、靴を買い直しておいた方が無難です。
靴は意外と見られる部分となりますので注意が必要です。
靴下
椅子に座った際に、肌が隠れる長さのものを履いてください。
カジュアルなくるぶしソックスはNGです。
色は、スーツと同様に黒や紺など濃い色を選ぶようにしましょう。
柄などが入っているものは避けた方が無難といえます。
カバン
サイズの大きさですが、あまり大き過ぎずにA4が入る程度であれば問題ないです。
基本的には、手に持つタイプのカバンを選ぶようにしましょう。
リュックタイプのものは、カジュアルに感じる方もいるため避けるようにしましょう。
また面接中はカバンを床に置くので、置いても型崩れしないものがよいかもしれません。
面接で良い印象を与える髪型・服装(女性編)
続いては女性の髪型と服装です。選ぶポイントも併せてご紹介します。
髪型
お辞儀をしたときに、何度も髪を直さなくて良いように工夫しましょう。
髪が長い人は低めのポニーテールで結ぶのが無難です。
前髪が目にかかっていると暗い印象を与えてしまうため、ピンやヘアスプレーで分けるようにしましょう。
メイク
健康的なイメージや清潔感を与えるナチュラルメイクを心がけましょう。
ノーメイクだと、スーツやフォーマルな服装に合わないため、普段メイクをしない人も面接時は、最低限のメイクはしたほうが良いでしょう。
爪
ネイルアートは基本的にNGです。
特に、医療機関である歯科医院では、衛生面に気を使っていたり、幅広い年代の方が来院されます。
歯科医院によっては、ネイルを完全NGにしているところもあります。
爪は短く切って清潔に整えておきましょう。
スーツ
色は黒や紺、もしくはグレーから選びましょう。
デザインについても、なるべく個性的な形ではなく、オーソドックスなものを選ぶようにしましょう。
ボトムス
一般的にはスカートの方が良いとされていますが、パンツスーツでも問題はありません。
スカートは、清楚なイメージや柔らかなイメージを与えます。
パンツスーツは、面接官に活発で積極的な印象を与えることができます 。
色は、スーツの色と合わせた方が無難です。大きなスリットが入ったものであたり、カジュアルに思われるものは避けるようにしましょう。
シャツ・カットソー
基本的にはシャツでもカットソーでも、どちらでも差し支えありません。
ただし、色味の派手なものやフリルやレースが付いているものはNGとなります。
色は、やはりベージュやグレーが無難です。また下着が透けないようにも注意を払いましょう。
おすすめは、シャツやカットソーの下に類似色となるキャミソールを着用することです。
靴
色は黒色を選ぶようにしましょう。靴のタイプはシンプルなパンプスがベストと言えます。
ヒールの高さについてですが、5センチ程度で太め タイプが無難です。
ヒールが細いタイプの場合だと、安定感に欠けてしまい、少し見栄えが悪くなってしまうからです。
また、汚れなどには注意を払うようにしましょう。
建物に入る前に確認するといいですよ。
カバン
A4が入るサイズのもので、手に持てるタイプのカバンを選びようにしましょう。
ただ、高級ブランドのカバンはあまりいい印象を持たれないので、避けた方が良いでしょう。
色味は、落ち着いた色が良いでしょう。
黒やグレーがおすすめです。
これは悪印象!面接でNGな服装について
さて、ここまでは面接で好印象を与える男女別の服装についてご紹介して来ましたが、最後にNGな服装について解説します。
既に触れている内容もありますが、確認の意味も込めて目を通してみてください。
良い例・悪い例の両面を知ることで理解も深まるはずです。
NGな服装(男女共通)
男女ともに共通して言えることは、「ラフすぎる格好はNG」ということです。
半ズボンやノースリーブなど、当然NGです。遊びにきているわけではないので、ビジネスの場に合った格好をしましょう。
またファッションに自信がある方でも、派手でこだわりのある服で面接に行くのはやめましょう。
NGな服装(男性編)
男性に多い間違いですが、Tシャツで面接へ行ってしまうという事があります。
ビジネスカジュアルの場合でも、Tシャツだと、ラフ過ぎてしまいビジネスの場にふさわしいとは言えません。
下にジーンズを履く方もいますが、これはやめましょう。 スーツが指定されていない場合でも、Tシャツにジーンズという服装は避けましょう。
NGな服装(女性編)
次に女性が面接の服装で注意すべき点ですが、露出が多い服は控えた方が良いでしょう。
例えばキャミソールやミニスカートなどがこれに該当します。
肌の露出が多いと、不真面目な印象に見えてしまいますし、ビジネスカジュアルとしても不適切なため、面接に着て行くのは控えた方が無難と言えるでしょう。
まとめ
今回は、面接で好印象を与える服装についてご紹介しました。
人の第一印象を決めるのが服装です。
ぜひ、面接当日の服装に着替えて鏡の前で自分の印象を客観的に見てみてください。
清潔感のある印象はありますか?もし問題があるようであれば、もう一度、この記事を参考にして準備してみてください。
悔いのない面接にしましょう!