働き方・キャリアアップ

歯科医院の分院長ってどんな仕事?やりがいや必要なスキルもご紹介!

2018年10月24日

歯科医院の分院長ってどんな仕事?やりがいや必要なスキルもご紹介!topimage

歯科医師として働き、長年キャリアを積んだ先にある進路として、

開業するのか
勤務医として仕事を続けるか

という以外に、「分院長として仕事をする」という選択肢があります。

今回は歯科医師の分院長に焦点を絞ってご紹介していきます。
いったいどんな仕事内容で、どのようなスキルを求められる職種なのでしょうか。

歯科医師の分院長とは?開業医の院長との違い

まずは、そもそも分院長とはどのような職種で、開業医とどう違うのか、仕事内容をふまえてご説明していきます。

「院長」と言っても、「開業して自らが院長になる」ことと、ある歯科医院の「分院の院長(分院長)」として勤めるのとではまったく違います。

開業医とは


自ら独立し、経営者として法人、歯科医院を経営する人のことを指します。独立資金を自ら用意し、開業する必要があります。

当然、開業医は必要な資金は自分で集め、必要であればローンを組んだりします。
また、医院に必要な設備を自分で選び、購入しなくてはなりません。

分院長とは


ある医院を開業した院長が、分院クリニックを展開する際に、その分院クリニックの院長となる人のことを指します。
開業医と違い「分院を展開するにあたって必要な資金を払う」「ローンの連帯保証人にさせられてしまう」ということはありません。

分院長職は、勤務医と同じく決められた時間通りに働き、契約した給料を受け取れる安定した役職です。
院長経験が積めるわりに、経営者ほど経営の悩みに左右されずに働ける利点があります。

また、分院長は施設管理者であるという点において責任が重いため、院長手当が付くのが一般的で、勤務医と比較して高い給与が望めるようです。

分院長の仕事と求められるスキル

続いては、分院長を務めるにあたっての仕事内容と、どのようなスキルや経験が求められるのかをご紹介していきます。

分院長に求められるスキル

マネジメント能力
コミュニケーション能力
スタッフの管理能力

歯科医院を経営していくーマネジメント能力

分院長は実際に法人を経営するわけではありませんが、1つの歯科医院という施設の院長として現場をマネジメントしなければなりません。

特に新しく開業する分院の院長を務めるとなると、ほとんどのスタッフが右も左も分からない組織をまとめあげ、管理し、モチベーションを引き上げる必要があります。
そのため分院長は、高いマネジメント能力が求められると言えるでしょう。

だからといって、既存の分院の院長も前任の院長と比較されたり、本院の文化に沿ったマネジメントをすることが求められるため、決して楽ではありません。

分院長を務めるなら、ある程度、マネジメントのノウハウを学んでおく必要があります。

信頼できる人間関係を構築していくーコミュニケーション能力

分院長になるということは、お互いが知らないスタッフと働くことになります。

スタッフとの強い信頼関係を築き、ちょっとのトラブルやいざこざがあっても壊れない組織にするためには、院長の高いコミュニケーション能力が求められます。

また、患者さんとも同様にうまくコミュニケーションをとり、地域で愛される医院になっていく必要があります。
院長が無愛想で退屈そうに治療している医院は、患者さんが定着しないかもしれません。

内外の関係を問わず、分院長には人間関係を円滑にし、関わる全員に好意をもたれるコミュニケーション能力が必要です。

スタッフの教育ースタッフの管理能力

分院長は、任された歯科医院を運営していくために、スタッフの管理もしていかなければいけません。

教育面であったり、モチベーションの面であったり、スタッフたちが納得してくれているか把握しなければなりません。
直接の指導は現場の勤務医に任せるかもしれませんが、方針などは固めておく必要があります。

スタッフの教育においては、歯科の知識や技術はもちろんのこと、主体性を教えることが重要になっています。

歯科衛生士に診療の補助をやってもらうだけなら、院長として教育することはあまり多くありません。
しかし医院内で分業して複数のユニットをつくる場合は、それぞれが主体性を持って独立したプロとして働かなくてはなりません。

特に前の職場では受け身で働いていた歯科衛生士であれば、その教育が大変になるのは言うまでもありません。
また勉強熱心な歯科衛生士であれば、教育に力を注がなかったり、補助業務ばかりで仕事を任せてもらえない歯科医院からは離れていってしまうでしょう。

分院長のやりがいと苦労

分院長を務めることは、長い人生の中でも大きな責任をもって働くターニングポイントとなることでしょう。

では、実際に分院長を務めることのやりがいや、苦労はどういったところにあるのでしょうか。

分院長のやりがい

分院長の一番大きなやりがいの一つは、日々の業務に加えて経営に携わることができることです。

分院長は勤務医としてだけでなく、施設の責任者として経営業務にも携わることになります。経営が安定し、好調に利益を伸ばしていければ、やりがいと達成感を感じられると思います。

また、開業を考えている歯科医師の方であれば開業への自信が湧いてくることでしょう。

分院長の苦労

大きなやりがいの一方で、数字を本院の経営者から逐一チェックされる、スタッフのモチベーションが上がらないなど、経営面で悩み事が絶えないのは事実です。

さらに経営者は、

患者さんを満足さること
組織を安定させること
利益を出すこと
従業員たちの信頼を得ること

など、様々な点でオールマイティーさ、器用さが求められます。

自分のことは一度忘れて、常に医院のことを考えて行動しなければならないことは苦労の一つと言えるでしょう。

また、勤務医よりは高い給与が望めるものの、経営者ほどは当然収入があがりません。

自分の抱える責任の重さと給与のバランスを合わないと感じる場合に辛さを感じるかも知れません。

本院の診療方針、文化との関わり方

分院は、本院との関わりをなくして運営することはできません。

ここからは、経営で成功するために「本院の診療方針」「職場文化」を取り入れるべきか否かをご説明します。

本院との診療方針の統一

複数のクリニックを展開するうえで、ブランディングの観点、ガバナンスの観点で本院と分院の医療の質を統一することは不可欠です。
診療方針もすべてのクリニックで徹底・統一したいと考えるのは当然のことでしょう。

ただ、医師は出身医局によっても治療方針が異なるため、分院長の診療方針が本院と異なることは起きがちです。

法人は同じなのに、診ている先生ごとに患者さんへの意見が違ってしまうと、患者さんが混乱してしまい、その医療法人に対し、診察に不信感を抱くことも考えられます。

患者さんを困惑させないよう、どのケースであればどのように対応を取るかを法人内で統一するなどの工夫が必要なのです。

そのような体制になっていない場合、研修を合同で実施するなど、本院の院長にも提案するといいかもしれません。

本院の文化を受け入れる

分院と本院は書類上の交流はあるもののスタッフの交流などがないと、分院側には分院側の独自のカルチャーができてしまう恐れがあります。

そうなる前に、本院の院長に分院と本院のスタッフの交流機会を作るなど、提案しましょう。

また、スタッフ教育の段階でも、きちんと本院の方針などを伝え、スタッフの意識も本院の方針と大きく道が外れないように指導していく必要があります。

分院長として自分の好きなように分院の文化を創生していくことは簡単ですが、法人のブランディング、長期的な法人の繁栄を考えると、やはり本院の文化を積極的に受け入れることが重要なのです。

まとめ

分院長は、開業して院長になるよりも、リスクの心配もなく安定した役職です。
しかし、求められる能力は多岐にわたり、治療技術だけでは成功できません。

分院とはいえ、院長という立場である以上は勤務医としてだけではなく、現場を取り仕切る重要な役目があるということです。

やりがいと同時に苦労もある役職ですが、経営が軌道に乗ったときは、何にも代えがたい喜びとやりがいがあるでしょう。

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