幼児の治療のアシストにつく際に、どのような声掛けをしてあげるとよいですか?
先生が来てタービンを持つと泣いてしまったり、じっとしていられず喋ったり動いてしまう子がいます。
そのような場合、トレーニングに入るため治療が中断されてしまうのですが、歯科衛生士としてどのような声掛けをしてあげるとよいでしょうか?
また、お母さんがいないと泣いてしまう子の場合、どのように声掛けをすると泣き止み、一人で治療を受けられるようになりますか?
幼児の治療のアシストにつく際のアドバイスをお願いします。
遊びを取り入れた声掛けをしてみましょう。
子供はなかなか治療に進めなかったり、対応が難しいですよね。
小児歯科経験のある歯科衛生士が実践していた方法を状況別にご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!
◆先生が来てタービンを持つと泣いてしまう子◆
「歯をピカピカにする道具ですよ~」と、最初は音をならさない状態で口の中にいれて慣れてもらい、徐々に音を出してできるようにする。
◆よく喋ったり動く子◆
ゲーム感覚にして「5つ数えるまで動いちゃだめだよ~」と遊び要素を混ぜる。
◆お母さんがいないと治療ができない子◆
①「絵本読もうね」「私と遊ぼうね」と治療室につれていき、母子分離させる。
※ミラーや顎模型を見せると興味をもってもらいやすいです。
②治療をしている時や本を見てもらっている時、自分と話しをしている時にお母さんにそっと退室してもらう。
※お母さんの協力が必要です。
◆泣いてしまう子◆
「終わったら〇〇しようね!」と楽しい予定で気を紛らわせたり、お人形さんを持たせたり、好きなもので気持ちを落ち着かせる。
※子供を抱っこして一緒に診療室に座ることもありました。
中でも一番効果的だったのは、MIペースト(味付きのペースト)で味を楽しんでもらって、怖いとか不安な雰囲気を落ち着かせる方法でした。
相手は子供なので、「じっとしていられない」「泣いてしまう」のは、仕方のないことだと割り切りましょう。
子供は大人の不安や焦りを敏感に感じ取るので、焦って泣き止ませようとせず、ゆったりとした気持ちで対応することが大切です。
相談員プロフィール
シカカラアドバイザー
八木・黒田
歯科衛生士/キャリアアドバイザー/認定心理士の経験があるシカカラアドバイザーが、就職や転職活動、勉強についてのお悩みを中心にお答えします。