Q.やらなければいけない業務が多く、何を優先して動けばよいのかがわかりません。
アシストについていない時の仕事内容として、器具の洗浄と滅菌、備品の補充、患者さんに渡す資料の記入、掃除などがあります。
歯科衛生士と助手数名で協力してこなしているのですが、先日、先輩から「周りを見て今何をすべきか考えて」と指摘されてしまいました。
たしかに、私は何かを始めるとそれだけに集中してしまい、周りが見えなくなる時があります。
上手く仕事をこなしたいのに、何を優先して動けばよいのかがわかりません。
どうすればスムーズに動けるようになりますか?
A.その仕事が「緊急かどうか」「重要かどうか」を考えれば、何を優先すべきかが見えてきます。
仕事をするうえで、優先順位をつけることはとても大切です。
優先順位の判断基準として、「緊急かどうか」「重要かどうか」の2点が挙げられます。
例えば
器具の洗浄をしている時に患者さんが来院された場合は、患者さんの対応が最優先となります。
ただし、滅菌済の器具がなく治療に支障が出ると判断した場合は、患者さんに一度声掛けをし滅菌を済ませてからご案内するなど、臨機応変に対応する必要があります。
このあたりの方針は歯科医院によって異なりますので、先生や先輩に確認してみてください。
質問の仕方に注意
- 自分なりに優先順位を立てたけど、正しいかどうかがわからない
- 具体的にどうすべきかを聞きたい
このような質問をする際は具体例を挙げて質問することで答えてもらいやすくなります。
自分なりに業務内容を振り返って優先順位を立ててみても、それが正しいか不安なこともありますよね。
そんな時は「〇〇の時はこちらを優先した方がよいでしょうか?」と具体例を挙げて聞いてみましょう。
そうすることで、具体的に何を優先すべきかを答えてもらいやすく、正しい優先順位を立てることができるようになります。
何をしたらいいかわからない場合も、「次は〇〇の準備をしようと思うのですが、他に優先することはありますか?」のように聞くほうが、ただ「次は何をしたらいいですか?」と聞くよりも答えてもらいやすいですし、自分が考えていた優先順位があっている・違っているのかがわかります。
一度自分で考えてみたうえで、考えとあわせて質問するように心がけましょう。
これから仕事に慣れて余裕が出てくれば、周りを見ながら今すべきことを判断できるようになるので頑張ってください!
▼シカカラ相談員
相談員プロフィール
シカカラアドバイザー
八木・黒田
歯科衛生士/キャリアアドバイザー/認定心理士の経験があるシカカラアドバイザーが、就職や転職活動、勉強についてのお悩みを中心にお答えします。