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患者さんから歯磨きについて質問されたのですが、どう説明するのがよいでしょうか

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Q.患者さんから歯磨きについて質問されました。どう答えるのがよいか教えてください

「歯磨きしたあとは1回しか口をゆすいだらダメ、あまりゆすがない方が良い、と聞いたが、何回もゆすがない方が良いのか?」と質問されました。
どういう回答をするのがベストなのでしょうか?

また、歯磨剤は歯ブラシ毛先のサイズ分ではなく、1㎝だけで良いと聞いたのですが、実際はどうなんでしょうか?

シカカラ担当者
フリーランス歯科衛生士の我妻美夕紀さんにご回答いただきました!

A.口ゆすぎの回数より、歯磨剤の量と時間が重要です

患者さんがおっしゃっているのは、スウェーデン発祥とされる『イエテボリ式』のようですが、実際にスウェーデンで行われているかというと、あまり行われていないようです。

「歯磨き後、口ゆすぎ1回」というのは、フッ素を口腔内に留めておくために、その方が良いという理論です。
スウェーデンではカリエスリスクの高い患者さんには、日本では使用できないレベルの高濃度フッ素(バーニッシュや錠剤もあります)を処方したり、フッ素洗口などが主流となっています。

日本の歯磨剤には、様々な成分が入っているため、すすぎ1回が本当に良いのかというのは、まだどちらとも言えないのが現状です。

それよりも、普通にゆすいでもらった後に、フッ素洗口液を使用するのが間違いないかと思います。

また歯磨剤については、『歯磨剤の量(濃度)』と、『時間』がとても重要です。
フッ素を有効に活用するためには、300ppm以上を2分程度、口腔内に留めておく必要があります。
唾液に薄まることを考えると、15歳以上の場合は約2cm(1g)必要です。
そして2分間は歯に触れるように磨き続ける必要があります。

口ゆすぎ1回というところに拘るよりも、歯磨剤の量と時間を守った方が良いと思います。

補足
以上はすべてカリエス対策で、歯周病対策は別になります。
これだけ歯磨剤をつけて磨く場合、プラークが除去できる前にゆすいでしまう可能性があります。
なので、歯周病対策のためには、歯磨剤は付けないか少量で、しっかりとプラークを落とすことが重要です。

プラークを落とした後に

  1. 必要な量のフッ素入り歯磨剤を、必要な時間をかけて使う
  2. フッ素洗口を行う
以上の2つが、歯周病もう蝕も予防できる一番良い方法だと思います。

相談員プロフィール

我妻さん写真我妻美夕紀
日本歯周病学会認定歯科衛生士 著書「歯みがき革命!歯みがきよりも大切なこと」

フリーランス歯科衛生士として、歯科医院向けに予防の導入や、スタッフ教育を行う。

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