今回は、シカカラDH求人編集部で、歯科衛生士さんの『平均年収』や『初任給』について詳しく調べてみました!
目次
歯科衛生士給料の平均!月給は25.1万円、年収は348.7万円!
ちなみに『給料』と『給与』という言葉があるんだけど、給料は各種手当や残業代が引かれた額のことを指すので、ここでは各種手当や残業代なども含め、毎月支払われる総額の『給与』で説明していくよ。
2021年5月に、毎年行われている職種別の平均賃金のデータが公表されました。
(厚生労働省 賃金構造基本統計調査)
職種別の平均賃金のデータによると歯科衛生士の統計は、以下のようになりました。
歯科衛生士の統計データ | |
平均月給額(残業代込み) | 25.1万円 |
平均月給額(残業代なし) | 23.9万円 |
平均賞与額 | 47万円(年間合計) |
平均年齢 | 35.2歳 |
平均勤続年数 | 6.3年 |
平均労働時間 | 169時間(月間) |
平均残業時間 | 7時間(月間) |
歯科衛生士さんの平均月収は25万円程度と考えてよいでしょう。(みなし残業代なども含めます。)
年収は、約348.2万円です。(月給×12か月分+年間賞与額 で計算)
また時給は、約1,414円となります。(残業代なしの月給÷労働時間 で計算)
この統計は「10人以上の、民間(*1)の歯科医院で働いている歯科衛生士だけ」が対象となっています。
そのため、調査対象人数が2.9万人程度となります。
*1: 民間以外だと、国や市区町村が運営する病院、歯科医院、休日救急センター、保健所などがあります。
一概には言えませんが、働くスタッフが10人未満の小さい歯科医院よりも、大きい歯科医院の方が平均給与が高い傾向にあるので、歯科衛生士全体の給与額よりは、少し高めになっていると考えられます。
また、働いている歯科衛生士のうち、約10%が東京都で働いています。
東京都は日本全国の中でもっとも給料が高いです。そのため、平均が上がっている可能性もあります。
ちなみに、同じ統計で平均年収を計算してみると、下のグラフのようになっています。
高い順に
- 歯科医師: 707万円
- 正看護師: 472万円
- 歯科技工士: 380万円
- 栄養士: 359万円
- 保育士: 363万円
- 歯科衛生士: 348万円
でした。
この統計は毎年発表されています。
前年に比べると、歯科医師、歯科衛生士ともに月給・年収が下がっています。
さらに前年に比べて賞与額は10万円程度減少していました。
コロナ渦で賞与が減った医院も多いのではないでしょうか。
歯科衛生士の平均月給 推移
毎年の平均月給(残業代込み)の推移を見てみると、2010年には24.7万円だったものが、2020年には25.1万円になっています。
2019年には若干上がっていることを考えると、上がり下がりを繰り返しながらも基本的には毎年少しずつ上がっていると考えられます。
歯科衛生士の平均年収 推移
年収もだいたい同じような推移です。
2010年時点の平均年収は344.6万円で、2020年は348.25万円でした。
こちらも2012年には過去7年間で最高額だった年収が、2013年、2014年と下がったあと、2015年にはまた上がっていることから、上がり下がりを繰り返していることが読み取れます。
新卒の給与(初任給)は、だいたいどれくらい?
シカカラDH求人では、新卒歯科衛生士の就職支援も行っています。
特に新卒の歯科衛生士は、歯科衛生士学校に歯科医院から多くの求人票が届きます。学校によっては、卒業生80人に対して2,000を超える歯科医院から求人票が届いたりします。
また、新卒は、歯科衛生士として働いたことがないので、自分にとってどういう職場が向いているのか、よく分からない人もたくさんいます。
その中で、給与というのは、一番分かりやすい「歯科医院を選ぶ軸」になるのではないでしょうか。
シカカラDH求人に求人を出している歯科医院の給料は、1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)や、大阪府・兵庫県 あたりの大都市圏ですと、
- 日曜・祝日休み: 22~25万円程度
- 土日出勤: 24~27万円程度
となっていました。
土日の両方あいていて、歯科衛生士の出勤が必要な歯科医院は、歯科衛生士を集めるのが大変になるので、給与を少し高くして、応募を集めようとする傾向にあるようです。
また、土日は、患者数が平日に比べて多い、というのが一般的です。
日曜もあいていると、その分患者が多く、歯科医院として得られる収益も高くなるので、その分を働いてくれているスタッフに還元している、と見ることもできます。
給与に満足している割合は39.4%
年々上がってきている歯科衛生士の給与ですが、働いている現役歯科衛生士は満足しているのでしょうか?
令和元年 日本歯科衛生士会 「歯科衛生士の勤務実態 報告書」によると、「満足」「ある程度満足」を合わせると39.4%となり、4割弱の歯科衛生士が、給与に対しては満足していることが分かります。
「不満」「非常に不満」を合わせると33.4%なので、約3割が不満を感じています。
給与は上がり下がりしているので、今後、歯科衛生士の給与が少し上がる可能性はあります。
シカカラDH求人では9000人以上の歯科衛生士さんのお仕事探しをサポートしてきました!
求人の提案の他にも、面接対策や歯科医院に言いづらい条件の交渉など、ひとりひとりのご希望に合わせたサポートを行います♪
「求人情報にボーナスが書かれていないけど、どうなんだろう?」
「今よりもっと良い条件のところで働きたい」
など、気になることがあればお気軽にご相談ください。
キャリアアドバイザーが親身に対応いたします!