皆さんは「ビジネスマナー」という言葉を耳にしたことはありますか?
ビジネスマナーとは、社会人としての必要な基本的なマナーのことです。
今回は『歯科衛生士が気をつけるべきビジネスマナー』について考えていきましょう。
歯科衛生士が気をつけるべきマナーとは?
ここでは、歯科衛生士が業務をする上で必要になるマナーを紹介していきます。
マナーによって人間関係が良くなったり、反対に悪くなったりする可能性があるので、しっかり身につけましょう。
- 挨拶
- 時間を守る
- 規則を守る
- 正しい敬語を使う
それでは上記に挙げたもの1つずつ確認していきましょう。
挨拶
挨拶は基本的なことですが、とても大切なマナーです。
挨拶がしっかりできると、相手の人に良いイメージを与え、今後のコミュニケーションをスムーズにすることができます。
相手に好印象を与える挨拶のポイントは、「笑顔で、明るく、元気よく」です。
挨拶は、「ただ大きな声で言えばいい」わけではありません。
相手に気持ちが伝わるように、しっかり目を見て挨拶するのがポイントです。
時間を守る
- 患者さんのアポイント時間
- 予約状況
- 休憩時間
- 開院時間
など、歯科衛生士は「決められた時間の中で仕事をすること」が多くなります。
1人の患者さんの処置が予定時刻より延びてしまうと、後に待っている患者さんへ影響してしまいます。
延びてしまった分、他の患者さんの処置を短くするわけにはいきません。
常に時間を意識して仕事に取り組みましょう。
仕事を始めるとき、遅くても5分前には仕事を始められるように準備をしておき、頭の切り替えをしておくとスムーズに進行できますよ。
歯科医院の規則やルールを守る
「郷に入っては郷に従え」という言葉がある通り、自分の価値観と違っていても「職場のやり方」や「風土」に従いましょう。
決め事やルールがあるからには、理由があるはずです。
意外な理由がある場合もありますので、自分の価値観だけで判断しないことが大切です。
慣れるまでに時間がかかるかもしれませんが、自分が選んだ職場だと思いますので、まずは守る努力をしましょう。
(ただし~場合は例外です)
正しい敬語を使う
社会人の自覚をもった言葉遣いを心掛けましょう。
アルバイト先では、仲のいい店長や先輩に「了解です!」「○○でいいですか?」など気軽な会話が成立していたかもしれませんが、それは学生だから許されていたのかもしれません。
歯科衛生士になると、対応する患者さんの年代も様々で、院長先生や先輩など目上の人たちも多いので、同じ口調で話すことは失礼にあたります。
ここで正しい言葉遣いの一例を紹介します。
OK | NG |
---|---|
承知いたしました | 了解です |
○○でよろしいですか? | ○○でいいですか? |
存じません | 知りません |
学生の頃は使う機会があまりないため、硬いと感じるかもしれません。
もちろん、相手との関係性によって敬語の程度を使い分けることも大切です。
気さくに話してくれる患者さんに対して「左様ですか」「お申し付けください」など、硬い言葉で返していると、患者さんとの距離は縮まらないので、臨機応変な対応も必要ですよね。
しかし、気さくに話してくれるからといって、同じように砕けた言葉遣いをしていいわけではありません。
必要最低限の敬語や、丁寧な言葉遣いは心掛けておきましょう。
歯科衛生士が気をつけるべき心構えとは?
- 歯科衛生士としての自覚を持つ
- 報告・連絡・相談をする
- 素直になる
続いて、歯科衛生士が気を付けるべき心構えについて、1つずつ解説していきたいと思います。
歯科衛生士としての自覚と責任感をもつ
ここでいう自覚と責任感とは、下記のことを言います。
ポイント
・自覚 :歯科衛生士として自分の能力を認識し、立場をわきまえて働くこと。
「新卒歯科衛生士」や「経験豊富な歯科衛生士」も、患者さんから見たらどちらも頼れる歯科衛生士の1人です。
経験の違いで自信の差はあるかもしれませんが、歯科衛生士としてやるべきことは同じです。
責任感と自覚をもって、真摯に仕事に取り組みましょう。
報告・連絡・相談をする
一般的に「ホウ・レン・ソウ(報連相)」 (報告・連絡・相談 の頭文字をくっつけた造語) と呼ばれることが多く、仕事を円滑に進める基本行動の1つです。
「自分のミスによって患者さんに迷惑をかけてしまった」など、業務中に問題が発生した時は、すぐに上司や先輩に「ホウレンソウ」をすることが大切です。
怒られるかもしれないと思うことほど、周りに気づかれる前に自分でどうにか解決したいと思って行動してしまう人も多いのです。
しかし、早い段階で「ホウレンソウ」を行えば、問題を最小限に抑えることができる可能性は高くなります。
「ホウレンソウ」をしないで黙っていると、問題がさらに大きくなり、最悪の場合「患者さんから訴訟を受ける」「他スタッフの業務に大変な迷惑をかけてしまう」となることもあります。
また、ミスを隠したり、疑問を放置したままでいると問題が発覚したときに、自身の信用も下がりかねません。
医院のためにも自分のためにも、日々周りのスタッフとコミュニケーションをとりながら、必要な報告・連絡・相談を意識して仕事をしていきましょう。
素直になること
経験が浅いほど、教育指導のために怒られることや、注意される機会も多いかもしれませんが、反発せず「自分のために言ってくれているんだ」という気持ちで素直に受け入れましょう。
自分の考えを押し通したり、悪いことをして怒られているのに、ふてくされた態度や謝らない態度を取ってしまうことは、社会人として望ましくない行動です。
プライドやこだわりを持っていることもあると思いますが、プライべートではありません。
・素直に返事をする
・素直に行動する
などに気をつけながら歯科衛生士として活躍してくださいね!
社会人としてのマナーを心得て、信頼される人材へ
歯科衛生士として働いていると、患者様への対応の仕方や同僚、先輩への接し方など、人間関係でのマナーがとても大事になってきます。
挨拶や言葉遣いだけで第一印象が決まってしまうこともあります。
社会人としてのマナーを心得て、信頼される歯科衛生士になれるよう頑張ってくださいね!
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