新卒歯科衛生士の就活

歯科衛生士の求人情報で確認するポイントについて

投稿日:2015年6月17日 更新日:

歯科衛生士の求人情報で確認するポイントについてtopimage

 

新卒歯科衛生士の学生さんにとって、初めて就職活動をする方がほとんどだと思うので、求人情報について詳しくわかっている人はそんなに多くないのが普通だと思います。

社会人経験があり求人情報の確認ポイントを理解している方は、こちらのコラムをさらっと流し読みでも良いと思います。

歯科業界特有のチェックポイントもあるので、求人情報の確認ポイントをしっかりと押さえて、自分に合う職場を見つけましょう。

求人情報の掲載の仕方はさまざま!ポイントを掴んで求人探し上手に

歯科衛生士の求人を確認する方法はいくつかあります。

  • 大学や専門学校で管理している求人票
  • 求人サイト(WEB)
  • ハローワーク
  • 歯科医院のホームページの採用情報ページ

などから情報収集をすることができます。

公開されている求人内容は掲載されている求人情報によって違いはありますが、数多くある歯科衛生士求人を確認するとき、どこに気をつけて見ておくのが良いのか?

では、具体的に求人情報を見るときに確認しておくポイントを紹介していきたいと思います。

 

求人票の例

【求人票の例】

このように記載されている求人内容は、職場選びをするための必要最低限の情報が掲載されています。

では、具体的に気をつけて見た方が良いところを【求人票の例】を参考に項目ごとに説明していきます。

医院名・院長名・住所・最寄駅

募集先の基本情報です。
(求人サイトによって、医院名が非公開にされているところもあります)

地元での就職を希望している方は、交通事情をよく理解していると思うので、そこまで重要視しなくても問題ないと思います。

電車やバスなどの公共交通機関を使って通勤する場合は、最寄駅・所在地は必ず確認しておきたいポイントです。

初めての場所は意外と迷ってしまったり、遠回りをすることが良くあるので、しっかりと確認しておきましょう。

特に、県外へ出て就職をしようと考えている方は、通勤時間や自宅からの距離は事前に調べておくことをおすすめします。
例)利用路線、乗換えの回数、通勤時間の道路混雑状況 など

診療科目

歯科医療機関で標榜(ひょうぼう)できる診療科目は下記の4つと医療法で定められています。

  • 歯科
  • 小児歯科
  • 矯正歯科
  • 歯科口腔外科

ただし、標榜できるという意味は、看板に使えるということで、ホームページなどで4つの診療科目以外を記載することは認められています。
例)インプラント、審美歯科、かみ合わせ、など

つまり、診療科目をみるとある程度ですが、どんな診療に力を入れている歯科医院かがわかるようになります。

また、診療内容には、保険診療・自由(自費)診療とがあり、その内容によっては、歯科衛生士の働き方も変わってきます。

基本的に、歯科診療を患者さんに提供するということは共通しているのですが、

  • 補綴物は保険適用の金属にするのか、自由診療のセラミックにするのか
  • 治療の希望などの患者さんへのカウンセリングは誰がするのか
  • 患者さんにどれくらいの時間をかけて診療をするのか
  • 歯科材料は何を使うのか

…と、歯科医院の診療方針で変わってくるので、この点は求人票では完全に読み取れない場合があります。

実際の現場で、歯科衛生士が診療にどの程度携わるのかは求人票だけでは分かりづらいところでもあるので、求人票と併せてホームページを確認することも大切です。

院長先生の出身大学や専門分野を知ることで、力を入れている診療が分かることもあります。

診療時間・勤務時間

ここは、とても重要なので、よく理解してほしいポイントです。

診療時間と勤務時間は似ているのですが、全く違う時間を表現しています。

求人票では勤務時間と診療時間はセットで確認しておきましょう。

【診療時間】
9:00~12:30
14:30~19:00

という、上記の歯科医院の診療時間を例に見ていきます。

この歯科医院の場合、

【勤務時間】
8:30~12:30
14:15~19:00

となっています。

この求人票から読み取れることは、

  • 朝の準備に、診療前の準備に30分使い、午後の準備に15分使うことがわかります。
  • 12:30~14:15を休憩時間と設定しているようです。
  • 1日の勤務時間は午前の4時間、午後の4時間45分で、8時間45分になります。

このような情報は、求人票から誰でも確認することができる内容です。

診療時間と勤務時間で確認するべきポイントは、これ以外にあります。

  • 朝の出勤時間
  • 午前診療の最終アポイント時間
  • 午後診療の最終アポイント時間
  • 午前午後の残業時間
  • 週の労働時間

です。

8:30から勤務を開始するということは、出勤して、制服に着替えて、タイムカードの打刻をするには、8:30に歯科医院に着くのでは間に合いません。

他のスタッフが何時頃に出勤しているのかを確認する必要があります。

午前・午後の最終アポイントが何時までなのかを確認することも大切なポイントです。

午前の最終アポイントが12:30の場合、診療は13:00頃になり、最低限の片付けや清掃をしていると、休憩に入れるのは13:30からと、どんどんずれ込んでいきます。

仮に最終アポイントが12:00でも、他のスタッフが何時から休憩に入っているかは確認したいところです。

残業時間はどの時間帯を指すのかも、出来れば確認しておきましょう。

朝、早めの出勤した時間や、午前の診療が延びた場合は残業時間に加えない歯科医院が多いようです。

午後の勤務時間を過ぎた分を残業時間として計算している医院が傾向としては多いと思います。

最後に週の労働時間ですが、1日8時間×週5日勤務で、週40時間という働き方が一般的な労働時間になります。

例にあげた医院の場合、1日8時間45分になるので、土日の出勤や、早番、遅番で勤務時間の調整している可能性があります。

この場合、どのようなシフトになるのかを確認する必要があります。

業務内容

掲載先によって公開されている情報に差が出る項目です。

多くは「歯科衛生士業務」と一言だけ記載されていますが、実際には歯科医師のアシスタント業務が多かったりするところもあります。

また「外来」の業務だと思っていたら「訪問」も含まれる歯科衛生士業務だった…なんてこともあります。

  • 診療科目に「訪問」がある場合、業務をする可能性があるかもしれないと考える
  • ホームページを見て歯科衛生士の業務を想像してみる

というように、情報をしっかり集めて、どんな風に働くことになるのかを予想してみましょう。

1日の患者数・ユニット設備

この項目は現場の忙しさをある程度想像することができます。

【求人票の例】で説明してみます。

平日の場合「8時間」診療時間となっています。(休憩時間除く)

患者さん1人につきアポイント時間は30分のところが多いため、この歯科医院でも30分と想定してみます。

その場合、

1ユニットに16名/1日の患者を診察することができます。
(1時間に2人診察できるので2人×8時間)

ユニットは4台あるので64名を1日に診察できると想定することができます。
(16名/日×4台=64名/日)

【求人票の例】では、1日の患者数が50名なので

  • アポイントに余裕があるのか?
  • もしくはアポイントの時間が30分以上あるのか?

と現場状況を考えることができます。

反対に患者数が多いと、患者1人に対してアポイント時間が30分以内なのか?など考えることもできます。

求人票で確認することができれば、想定患者数を計算してみましょう

スタッフ構成

スタッフは、現場を円滑に進めるための基盤です。

例えば、

  • 患者数に対して極端に歯科衛生士の数が少ない場合「忙しい現場かもしれない」「歯科医師の治療がメインで歯科衛生士業務ができないのではないか?」と想像することができます。
  • スタッフ数が多いと、シフトを埋めるための非常勤(アルバイト)歯科衛生士が多いのかもしれないと思うかもしれません。
  • 歯科助手や受付がいなければ、歯科衛生士が助手業務や受付を兼務する可能性があります。

実際の状況は面接へ進まないと分かりません。

しかし、患者数・ユニット設備・スタッフ構成に記載されている情報を確認しておき、予め現場状況を想定しておくと、面接の時に質問しやすく具体的な状況を聞きやすくなります。

給与

給与で気をつけることは、記載されている給与額が必ずもらえるとは限らないということです。

あくまで目安としてみておくことが大事です。

①試用期間
試用期間は数週間~数か月と就業先によって違いますし、給与は数千円~数万円、マイナスでスタートする可能性があります。

一方で、 最近は、試用期間が設定されていても給与が変わらないケースも良く見かけるようになりました。

(※試用期間: 人材の適正を確かめる期間。著しく能力が低い、勤務態度が悪いなど不適正と認められない場合、試用期間後は本採用とされそのまま正社員就業できます。給与も戻ります。)

②記載通りの給与とは限らない
求人票に「20万円~」と記載されていても、最低月額が20万円とは限りません。

能力や条件など個々によって変わることもあります。

また、給与には「基本給」や「資格手当」など様々な手当があり、手当がつかない人もいます。

掲載されている給与は、全ての手当がもらえた場合の月額として記載されていることもあるので、つかない手当があればその分月額が減ることになります。

給与は誰もが気になるところです。

しかし、求人票に記載されている月額から変わる可能性があることは念頭に入れておきましょう。

昇給

「昇給」の項目は「昇給:年1回」と記載されているところが多くあります。

気をつけることは、毎年定期的に給与が上がるとは限らないことです。

「昇給:年1回」とは、昇給のチャンスが「年に1回ありますよ」ということを意味しています。

「1年間の頑張りを1年に1度振り返り、お給料を見直しましょう」ということなので、当然、教えたことをやらない、ミスが多い、遅刻・欠勤が多いなど勤務態度が悪いと評価されてしまうと、昇給しない場合も十分あります。

毎年、当たり前のように、お給与が上がると期待してしまうと、実際は違った…なんてこともあるので注意しておきましょう。

一方で、毎年昇給しているところもあります。

医院の方針で、定期昇給を決めている場合もありますし、求人票によっては、昇給するのか金額やパーセンテージを記載しているところもあるので、しっかりと確認してみましょう。

歯科衛生士の昇給の実態とは?みんな昇給してる?>>

賞与

賞与は「基本給×〇ヶ月」という計算方法をとっているところが多いです。

【求人票の例】で説明すると、

  • 基本給:18万円
  • 賞与:年2回/計2ヵ月

なので、36万円(基本給:18万円×2ヵ月)年間を通してもらえるということです。
※但し、計算方法が基本給の場合
※1回の支給額は18万円
※賞与も税金が引かれるため、18万円が手取りではない。

また、通常、基本給の何ヵ月分なのか、で賞与を算出することが多いのですが、各種手当を含めた1ヵ月分の給与をベースに考えてくれる歯科医院もあります。

しかし、経営状況によって賞与が出せない、高い実績を残した人だけに支払われるなど、支給条件があることもあるので気をつけましょう。

面接へ進んだら、賞与の支給実績について聞いてみるといいかもしれません。

交通費

交通費には「全額支給」「上限金額」があります。

場合によっては「実費(通勤にかかった実際の金額)」もあります。

特に気をつけることは上限金額です。

電車やバスなどの公共交通機関で通勤の場合は、定期代になると思います。

しかし、自宅から勤務先までかかる金額が、上限金額に収まらない場合、多い分は自分のお給料から交通費を出さなければならないので、実際に定期代がいくらになるのかをあらかじめ確認しておく必要があります。

また、車での通勤を考えている方は、ガソリン代として交通費を支給する場合がありますが、計算方法は歯科医院ごとによってバラバラなので、事前に確認しておいた方が、後々トラブルに巻き込まれずに済みます。

給与締切日・給与日(支払日)

ここでは特に、お給料がいつ支払われるのかを確認することができます。給与日が「当月」か「翌月」でお給料を受け取れるタイミングが変わってきます。

「当月」と「翌月」の支払いについて説明します。

●4月1日入職した場合(当月支払い)

  • 締め日:4/20
  • 給料日:4/25

●4月1日入職した場合 (翌月支払い)

  • 締め日:4/20
  • 給料日:5/25

このように、「当月」か「翌月」かで、入職した月に給与が支払われるか、翌月に支払われるのか変わります

給与が1ヵ月遅れてしまうと生活費などにも関わってくるので、必ず確認しておきましょう。

また、カードの引き落としや、家賃や奨学金など月々の返済を給与から支払う人は、返済日より前に給料日があると良いかもしれません。

休日・休暇

気をつけるところはGWです。
カレンダーによって、毎年GWの日数は変わります。

求人票は、前年の取得休暇日数が記載されているところもありますが、必ずしも全く同じ日数とは限らない場合もあります。

去年は4日間あっても、今年はカレンダーによって3日間や2日間と減る可能性もあるので気をつけましょう。

また「産休育休制度」に記載があっても「取得できる」できるとは限りません。

実績があるのか、本当に制度を利用できるのかは、確認してみないとわかりません。

さらに休暇には【求人票の例】に記載しているような休暇があることを事前に知っておき、求人票に記載がなくても確認してみるのも良いでしょう。

社会保険

「雇用保険」は、1ヵ月以上の就業(雇用)が見込まれており、且つ週20時間以上働いている人は、常勤(正社員)でも非常勤(アルバイト)でも加入する義務があります。

「労災保険」も1人でも働いているスタッフがいれば、加入します。

そのため常勤(正社員)で募集している求人は、雇用保険と労災保険の加入対象となるため記載されていることが絶対です。
(※但し、非常勤(アルバイト)求人のみの場合は、週20時間以上満たさない場合もあるので、掲載されていないところもあります)

また、求人票によって「社会保険完備」と記載されている求人があります。

「社会保険完備」=「健康保険・厚生年金」に加入できると思いがちですが、実際は「歯科医師国保」だったり「健康保険」のみだったりするところもあります。

曖昧に記載されているところは必ず、具体的な加入保険について確認しましょう。

社会保険完備のほうがいいの?>>

まとめ

  • 求人票は最低限の情報
  • ホームページなども合わせて確認する
  • 気になることは面接で確認!

実際に、面接へ進まないと確認できないこともありますが、求人票で気になるポイントが明確だと、確認もしやすくなります。

もっと知りたい!歯科衛生士の転職に必要な情報収集方法>>

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