歯科衛生士就活編！面接を受けた医院を辞退したい場合

歯科医院の面接を受けて内定をもらった！

…しかし、申し訳ないけれど辞退したいときってありますよね。

今回は、歯科医院側に悪い印象を与えず、内定を辞退する方法を説明していきます。

適切な手順でスムーズに内定辞退を行っていきましょう。

内定辞退の連絡は電話？それともメールがいい？

結論から先に伝えますと内定辞退を医院側に伝える場合は電話で伝えるべきです。

メール連絡の場合は医院側が「メールが届いていない」「メールを見ていない」という可能性も考えられ、トラブルになる可能性があります。

上記のようなトラブルを回避するためにも、電話で内容を早く正確に伝えることが大切です。

また電話で直接言葉を交わすことで、医院側にも誠意が伝わるはずです。

歯科医院へ内定辞退の連絡する時間帯はいつ？

電話で連絡する時は、院長や採用担当者が手の空いている時間を見計らってかけましょう。

始業開始の前後30分やお昼休憩前、診察終わりの片付けの時間帯に電話をすると担当者につながりやすいと思います。

一度電話して担当者が不在だったときは、「何時頃でしたら、ご都合よろしいでしょうか。」と空いている時間を必ず聞いておきましょう。

また医院側から「こちらから折り返しますか？」と聞かれることもあると思います。

この場合は、「改めてお電話させていただいてもよろしいでしょうか」のように、こちらから電話をかけて良いのか、医院側から電話する方が都合が良いのかを確認して、再度医院へ連絡を取りましょう。

歯科衛生士の内定・選考辞退の理由の伝え方

電話で伝える時の大事な『3つのポイント』を押さえておきましょう。

伝え方はいろいろあると思いますが、下記の例を参考に自分の言葉で伝えるようにしましょう。

参考例

step
1自分の名前を伝え、担当者につないでもらう。

お世話になっております。
先日、採用面接でお伺いしました△△(自分の名前)と申します。
お忙しいところ恐れ入りますが、〇〇様（採用担当者の名前か院長の名前）をお願いできますでしょうか？

step
2担当者が電話対応できるか確認する

お忙しいところ恐れ入ります。
先日、採用面接でお伺いしました△△(自分の名前)と申します。
ただいま、お時間よろしいでしょうか？

step
3面接・内定のお礼と内定を辞退する旨を伝える

先日は診療の合間に面接のお時間をいただき、ありがとうございました。
また内定の通知を頂戴し、心より感謝しております。
内定をいただいたところ大変申し上げにくいのですが、内定を辞退させていただきたくご連絡させていただきました。

step
4内定辞退に対して、お詫びをする

貴重なお時間を頂戴してしまったにも関わらず、このようなお話のお電話になり、大変申し訳ございませんでした。それでは失礼いたします。

【理由別】歯科衛生士の内定辞退の伝え方

内定辞退をする理由は人それぞれですが、下記の3つがよくある内定辞退の理由のようです。

上記の理由で辞退するとき、医院側に「どのように伝えれば失礼がないか」を理由別にまとめました。

理由① 他の歯科医院で内定をもらえた

この場合は、正直かつ丁寧に伝えるのが良いと思います。
またどこの歯科医院で働くかは、聞かれない限り伝えなくてよいでしょう。

理由② 院長やスタッフが怖かった

「院長やスタッフの態度が威圧的」「見学にいった時に、挨拶を返してくれなかった」など、スタッフや職場の雰囲気が自分と合わないと思った場合ですね。

「スタッフが怖かった」など、直接そのまま伝えてしまうと印象が悪くなります。

自分とはなんとなく合わないというニュアンスを伝えるようにすると良いでしょう。

理由③ 求人情報と働く環境や条件が違った

「お給料が求人票に記載してあるものと違った」「業務内容が思っていたものと違った」などの理由も歯科業界ですと、よく聞く理由の一つにあげられます。

こちらも辞退する場合は、理由②と近いことを伝える方になると思います。

あまり多くないとは思いますが、内定辞退を伝えても了承してもらえず、「どうしても入社を考えてほしい」と、引き留められることがあるようです。

そんなときは、情に流されず、一度整理をしてからあらためて回答を出すか、もしくは、しっかりと期待に沿えない旨を伝えましょう。

電話で内定を辞退する旨を伝える場合 （トーク例）

 

メールのみでの内定辞退の連絡をする場合 （例文）

内定辞退の電話した後に再度メールでお詫びの連絡する場合（例）

最後まで誠意をもった対応が大切

採用側はあなたに面接、選考の時間を使っています。その事に感謝し、しっかりと辞退の連絡をしましょう。

「辞退して働かないから、そんなに丁寧にしなくてもいいんじゃないの？」と思う人もいるかもしれませんし「別の医院で働くから、辞退することも伝えなくていいや」と思っている方もいるかもしれません。

しかし、歯科業界は広いようで狭いです。

面接を受けた歯科医院の先生と勉強会で会ったり、新しい職場の先生と知り合いだったりと 何らかの形でまた会う機会があるかもしれません。

悪い印象を与えないように気を付けましょう。
逆に辞退の際に、印象が良ければ、あなたの活躍を応援してくれるでしょうし、今後の自分の可能性を広げるチャンスにつながるかもしれません。

そのためにも、最後の最後まで誠意をもって対応しましょう。