初めての就職活動も、転職活動も悩みがつきものです。
ここでは、歯科衛生士経験があり、シカカラDH求人でキャリアアドバイザーとして、歯科衛生士さんの就職サポートをおこなっていた私が歯科衛生士さんから聞いた悩みや相談内容を一部ご紹介します。
またそれぞれの悩みに対して、キャリアアドバイザーとしてアドバイスもお伝えしていますので、同じような悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。
歯科衛生士の本音!就職・転職活動中これに悩みました!
実際に聞いた歯科衛生士の就職・転職活動中の悩み!
就職先の選び方がわからない
歯科衛生士の求人は多くあるため「就職先を探すときに、何を優先して探したらいいか、わからない」と相談をよくいただきます。
そんなときは、まず自分が譲れない条件は何か挙げてみましょう。
例えば、
19時30分終業
通勤時間40分以内
月給25万円以上
社会保険完備
長く働けるところ
アシストより予防業務が多い
福利厚生がある
人間関係が悪くないところ
などが挙げられます。また、
体力的なことを考えて早く帰りたいし、そのためにも20時頃まで家についていたい。
次に、その中で優先順位が高いもの3つ決めてみましょう。
1番目に優先したい条件は、生活のための「月給25万円」
2番目に優先したい条件は、早く帰りたいので「終業時間が19時30分」
3番目に優先したい条件は、家に早く着いていたいから「通勤時間40分以内」
上記のような考え方で、優先順位をきめると、歯科衛生士の求人を絞って探すことができます。
優先順位や条件は人によって変わると思いますが、自分で考えてよくわからなくなってしまったときは、友人や就職・転職アドバイスのプロ、キャリアアドバイザーに相談してみましょう。
希望条件が高くなりすぎて就職先が見つからない
歯科衛生士経験10年の歯科衛生士さんから受けた相談内容をご紹介します。
とご相談をいただきましたが、「大型連休7日以上・土日祝休み・年収550万円以上・18時まで勤務」の条件を探してみましたが、歯科業界では、該当する求人が見つかりませんでした。
ちなみに、歯科衛生士の平均年収を事業所の規模別でみると
10人未満:340.2万円
10~99人:358.3万円
でした。
(厚生労働省 令和元年 賃金構造基本統計調査より)
これはなかなかレベルの高い条件ということがわかりますね。
この方の場合、「全部の条件が揃わない場合は転職しない」とおっしゃっていたため、歯科医院のご紹介はできませんでした。
転職を考えるときは、現状とは違う何かを変えたいときに、転職するケースが多いと思います。
条件が今よりもいい所を望むことは悪いことではありません。
しかし早めに転職を考えている場合は、今の職場の『何が不満』で、今の職場の条件に何が『プラス要素としてあれば転職したい』と思うのか。
もう一度よく考えてみることをオススメします。
なかなか歯科医院に採用がもらえず、どこの歯科医院でもよくなってきた
歯科衛生士は人材不足と言われていますが、条件が良い人気のある求人には、応募者がたくさん集まり、歯科医院は、1回の採用人数も少ないため、面接を受けても採用にならないケースも多くあります。
また歯科医院が希望している人物像と合わない場合も不採用になることがあります。
これは、私が担当したシカカラDH求人に相談があった50代歯科衛生士さんの話です。
2~3回面接を受けて不採用になると、 自分に自信がなくなってしまい「もうどこも雇ってくれないんじゃないか」と不安に思う人もいるのではないでしょうか。
諦めずに転職活動を続けた結果、その方は希望していた予防歯科中心の歯科医院に就職することができ、現在、楽しく働いています。
歯科衛生士は人材不足でも、面接を受けて不採用になることはざらにあります!
不採用が続くと、自分を採用してくれることだけに意識がいき、見学や面接時に『自分と合う職場』かどうか判断ができなくなってしまうことがあります。
自信をなくして合わないなと思う歯科医院に無理に勤めることをせず、友人に相談したり、キャリアアドバイザーがいる紹介会社を利用して、一度気持ちの整理をする時間をつくりましょう。
また不採用が続くのは何か、理由があります。
見学時や面接時の話し方が良くない、意欲が感じられないなどの理由があるかもしれません。
今一度、見学時の態度や面接の対応を振りかえってみましょう。
上記、記事を参考にしてみるのもよいでしょう。
知人から紹介された歯科医院に就職しようか悩む
知人からの紹介が一番安心!と思う人も多いかもしれませんが、実は、意外と危険が潜んでいます。
シカカラDH求人に登録のあった歯科衛生士さんから聞いた話ですが、知人の紹介だからと面接がとても簡単なもので、ざっくりとした給与や勤務時間の提示を口頭でされたようです。
他にも、
- 知人の顔がある手前、仕事の悩みや院長の愚痴を言いにくく、ストレスが増えてしまった
- 逆に、院長から知人の紹介というだけで先生から受ける期待値が高すぎて、それに見合わない自分は幻滅されてしまった。
など、意外にもストレスやプレッシャーがかかることが多いようです。
このような歯科医院は一部だと思いますが、知人の紹介だからと安心せずに、あらゆることを想定しましょう。
面接時に聞きにくいこと・言いにくいこともしっかり確認することで、入職後のトラブルを回避することができると思います。
歯科衛生士としてスキルに自信がないため、他の歯科医院でやっていけるか不安
歯科衛生士業務の幅は広いですが、勤める歯科医院によって、歯科衛生士に任せる業務範囲が異なってきます。
歯科医院によっては、アシスト業務の割合が多く、スケーリングやTBIの業務がほとんどなく、携わってこなかった方もいます。
歯科衛生士歴5年の方からいただいた相談内容です。
予防処置業務だけが、歯科衛生士の仕事ではありません。
今後、学んでいく意欲があることを歯科医院側に伝えれば、問題なく就職先をみつけることができます。(年齢や条件にもよります)
その際、歯科衛生士歴が長いと、採用する側がなんでもできると思ってしまうことがあるので注意が必要です。
入職してから相違があると、働きにくくなってしまう可能性があります。
そのため面接のときに、自分が今までやってきたこと・スキルに自信がないことを正直に伝えるようにしましょう。
まとめ
歯科衛生士の就職・転職活動中の悩みを一部ご紹介しました。
今は、歯科衛生士の就職・転職活動をサポートしてくれる歯科業界専門の人材紹介会社もあるので相談してみるのもひとつの手段です。
シカカラDH求人は、
- 自分がどんな歯科医院で働いたら長く続けられるのか
- どのような働き方をしたいのか、よくわからない
- 就職・転職をしたほうがいいか第三者の意見をききたい
- 転職するなら今よりお給料が高いところに転職したい
- 転職したいので背中をおしてほしい
などのご相談も受けつけています。
就職・転職活動に悩んでいる歯科衛生士さん、ぜひシカカラDH求人にご相談ください。